田舎でゲストハウス(商売)をやる上で考えるべきこと①

夏に「私たちゲストハウスをやりたいと思っているんです」という2名がやってきました。

どうやら話を聞くと、田舎でゲストハウスをやりたいらしい。
「都会や街中はもうたくさんあるし、田舎の方が好きなので」とのこと。

確かに、若者が東京などの都会で起業してゲストハウスやホステルをやるのは、難しい状況になっていると思う。
地方都市であれば、まだチャンスのある都市もありそうだが、見極めないと厳しいそうだ。じゃあ田舎はどうなんでしょうか?

ということで、若者にとって起業しやすい、このゲストハウス・ホステルという事業で、田舎にチャンスを見出している人もいるかもしれないので、これから何回かのシリーズにわけて、田舎でゲストハウスをやる上で考えるべきことを書いてみたいと思います。

ちなみに、ゲストハウス雷鳥は当時誰も注目していなかったあまり知られてない乗鞍高原で営業を開始し、2年半が経過しています。経営も当初の3ヵ年収支計画の売上目標通りにだいたい推移しており、順調に軌道に乗せることができたと思っています。
なので、少し経験をシェアして誰かの役に立てればいいなと思っています。

田舎でゲストハウスをやる上で考えるべきこと

1.あなたはその土地がどれくらい好きですか?という問いに、すぐ好きな理由をいくつも述べられること。

 

話はさきほどの2名に戻ります。

話を進めていくと、
「乗鞍って良いところですよね?乗鞍に良い物件ないでしょうか?」

「え???」
どう答えようか迷った(笑)
そして、こう答えました。

「探せばあると思うよ。でもこの乗鞍でゲストハウス的な運営しているのは、うちだけでなくて3件くらいあるよ。乗鞍はポテンシャルはあるけれど、開拓してなんぼの地域だから、自ら販路を拡大できる力がないと、単純に我々とパイの取り合いになると思う」

と正直に答えました。

別に乗鞍だけでなくて、都会でも同じっちゃ同じなんですけどね。
海外旅行者が多く訪れる都会においても現在は自ら販路開拓できずに、口を開けて待っているゲストハウスは苦戦を強いられてますよね。ちなみに僕が当時このエリアをどう捉えていたかは、以下の記事を参考にして下さい。
雷鳥に巡り会うまで後半

そのあとは、
「このエリアはどうですか?」とか、
「藤江さんが2件目を別の地域でやるとしたらどこですか?」
というようなこを聞かれました。

さて、この会話の中ですでに違和感を抱いている人も多いでしょう。

ビジネスにおいては、マーケットポテンシャルを把握した上で、きちんと3C分析をし、どういう戦略でビジネスを展開していくのかを検討した上で、3年、5年先までの収支計画まで練る必要があります。3Cとは、Company(自分の会社), Customer(お客様), Competitor(競合)です。

実は今日言いたいのは、その前段なんですよね。

そういうビジネスの話は置いて、なぜその土地でゲストハウスをやりたいのか?というところなんです。なぜ?にビジネス的な観点が入るのはもちろん必要なのですが、その前にもっと大切なことが、

あなたはこの土地が好きかどうかですよね。

個人経営のゲストハウスが上手くいっているケースは、その土地が昔からとても好きで愛着がある、もしくは生まれ育った土地へのUターン、学生時代とかに所縁のある土地へのIターンが多いと思います。そういうのがなくて、単純にビジネスの視点のみの場合は、これからは苦戦するし、その場所に飽きると思います。ちなみに「これから」と言ったのが味噌で、ゲストハウス・ホステルは2016年頃までに、好きかどうか関係なく、ビジネス視点で見た単純なブルーオーシャンとしての地域はすでに食い尽くされていると思った方が良いと思います。なので、資金力のある企業が参戦しているレッドオーシャンで戦うには、それはそれは明確な戦略が必要になります。

よって、このエリアであればポテンシャルもあって、競合もほとんどないからいけるだろう的な発想は一時的に上手くいっても長く続かず、そんなエリアは日本にはほとんど存在しないと思った方が良いかもしれません。ちなみに僕の頭にはまだいくつかのど田舎で候補はありますが。。。それはまた別で話します。

これは、別にゲストハウス・ホステルだけではないのですが、この商売が儲かりそうだから、これをやる、という発想は僕はオススメしません。オススメしないだけで、人にはいろんな価値観があるので、もちろん否定はしません。

好きで愛着があると、自ずと次の手次の手がオリジナリティーのある形でアイディアとして湧いてくるんですよね。
特に田舎においては、そういうオリジナリティーが、お客さんを遠い僻地まで呼ぶわけです。その好きから見いだせるオリジナリティーあるアイディアとビジネス的な視点・考察が合わさってこそ、田舎でゲストハウス・ホステルがうまく軌道に乗る、一番大事なポイントだと僕は思います。そして何より日々の暮らしが充実していて飽きがこない。これ田舎でゲストハウスをやる上で、さらに重要な気がします。生きるということが仕事とほぼ同一線上にある感覚ですね。

ちなみに、僕の場合は、所縁のある土地へのIターンなのですが、学生時代に乗鞍のすぐ近くのさわんどでアルバイトをしていて、このエリアの魅力に取り憑かれ、いつかは北アルプスの麓で暮らせたらなという憧れを持っていました。そして大学を卒業してからも、乗鞍・上高地には数度訪れてます。さらに言えば、温泉マニアでその中でも硫黄泉が好きでしたので、僕にとって乗鞍は最高の地だったのです。
自己紹介にも書いてあります。

先ほどの2名は、乗鞍に全く縁もゆかりもないんですよね。
良いとは思っていても、何を見て、どのレベルで言っているのか不明でした。乗鞍岳にも登ったこともないし。

なので最後にわかりやすい質問を投げかけてみます。
田舎でゲストハウス(商売)をやりたいのであれば、

「ゲストハウスをやろうとしている候補の土地にあなたは住みたくて仕方がないですか?」

大事にしたいのは、まず日々の暮らしですよね。

ちなみに、都会や都市部のレッドオーシャンの戦略はそれは別であります。ビジネス的に言えば、そもそもパイがあるし、まだ市場全体としてはまだ伸びますので、経営力と営業力と資金があえれば戦えます。リーマン時代、そういうレッドオーシャンで戦って来たので。。。大変だったけど。
でもそういう経験がなく資金がないならあまりオススメしません。

次回は、この前提に立った上で、具体的にビジネス視点も含めて、田舎でゲストハウスをする上で考えるべきこと2を書きたいと思います。

さて、ゲストハウス雷鳥では、このように田舎でゲストハウスをはじめてみたいと思っているオーナー見習いスタッフを募集しています。

1.今後ゲストハウスを開業したい
2.田舎でゲストハウスを開業したい
3.温泉付きゲストハウスを開業したい
4.マーケティングや経営について学びたい
5.そして、理想のライフスタイルを追求したい

というような方、ぜひ、ゲストハウス雷鳥でスタッフとして働く中で、自分の夢に向かってみませんか?
詳細は以下の記事も参照ください。
ゲストハウスオーナー見習いスタッフ募集

さらに、オーナー(僕)の先月の怪我により、10月中旬から11月中旬もスタッフを募集しています。
こちらは直近なのでかなり困っています。今日の診断でまだまだ仕事完全復帰に時間がかかることがわかりました(汗)
急募 10月中旬〜11月中旬 有給アルバイトスタッフ&ヘルパー
紅葉終盤で晩秋の乗鞍の秋を楽しめます!!

さらにさらに、冬季スタッフもこれから募集しようかなと思っていたり。
夏までにスタッフやヘルパーの応募は結構あったのですが、自分の怪我など想定していなったので断ってしまっていました。

興味ある方は以下から是非連絡ください!!
コンタクトフォーム

最近作っている冬の動画を一つ紹介します。

もちろん相談したい方(いれば)雷鳥に来てくだされば、細かい数字の話も含めてなんでも公開しますので、紅葉と合わせて是非乗鞍に来て下さい。
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