経営者たるもの1年に一つ新しいマーケットに挑戦するか新しいサービスを作れ

「経営者たるもの1年に一つ新しいマーケットに挑戦するか新しいサービスを作れ」

これは前職のウェザーニューズの創業者石橋さんがよく言っていたこと。
以前のブログにも記載しているが、経営ということに関して、今となっては石橋さんの言っていたことが走馬灯のように蘇る。

サービスというのは陳腐化するものだ。
石橋さんは、同じサービスを同じ値段で一年以上続けるなと言っていた。同じ値段にするなら、追加サービスを。できないなら値下げ要求が来て当然。競合にそれより安い値段で取られて当然。既存のサービスの深堀を怠ってはならない。

人間は飽きやすい。
人間は隣の芝が青く見える。

しかし、最後は感情で動く。

お客様に可能性を見せる。
この人達と付き合っていれば、なんだか楽しい、面白い、自分が笑顔になる。そして利益が得られる。
新たな挑戦や発見が一緒にできそう!!
(ここで言う利益は単にお金ではなく、様々な利益)

そのために、経営者は挑戦を続ける。
1年に一つ新しいマーケットに挑戦するか新しいサービスを創る。
ウェザーニューズ時代、自分は経営者ではなかったが、もちろん自分一人の力だけではないが、いくつも新しいサービスを作った。

営業の上司にも、ビジネスは圧倒しなければならないと言われた。
ターゲットの誰もが納得して選択する理由がなければならない。

それが曖昧なら、選ばれない。曖昧で選ばれたら運がいいだけ。
ビジネスに運ももちろん必要だが、運だけに任せているだけでは、ビジネスマンではない。と言われた。

「緻密だ、緻密に計画を立てろ、ストーリを書け」と何度も言われた。

もしあなたが起業を志しているなら、もしくは今実際にビジネスをしているなら、選ばれる理由をいくつ並べられますか?
※この話は趣味で事業を行っている人には当てはまりません。

僕自身、これを3年間守ってきた。
横展開はしていないが、深堀を続け、新しいサービスを提供している。ターゲット層に選ばれる理由を述べられる。そして、3年後までは新しいサービスを打ち出す計画がある。その結果、一つの宿で売上は3年連続10%以上の成長を続けている(引き継いだ次の決算は50%成長)。
今期(3月末決算)も10%の成長は達成できる見込みだ。
しかし、これからが正念場だ。この後の3年も10%成長は続けたいがハードルがさらに上がる。

これまた石橋さんが言っていた。
心地よい成長は10%。
会社が急成長することは良いことだが、その分、人を雇い入れ、会社の文化を浸透することができず、サービスも雑になる可能性がある。経営者にとっては負担が大きく、既存のお客さんも成長についていけず離れる可能性がある。市場環境が大きく変わった時の影響も大きい。10%成長していれば、既存のお客さんもワクワクしながら付いていき、新しいマーケットにチャレンジや新しい投資を生み出すための資金も作れる。

世の中は20代の若い人でも起業を目指す人が増えている。
これはとても良い傾向だ。今は起業しやすい環境だと言って良い。

しかし、起業することのハードルが下がったとしても、事業を継続していくことは難しいままだ。データの根拠は疑わしいところもあるが、起業後3年度の生存率は3割前後と言われている。
自分の知り合いでも3年以内に廃業した人を何人か知っている。

「起業することよりも、事業を継続していくことの方が難しい」

だからこそ、起業した時から中期計画の策定が必要だ。開業後、どういう計画で事業を伸ばしていくのか。新しいマーケットに挑戦するのか、新しいサービスを追加していくのか。
もちろん、達成できることとできないことは随時起こるので、計画の修正とアップデートを繰り返す。

起業することが目的になってしまうと、何かを見誤ることが多い。
せめて3年先までの挑戦を書いておこう。

経営はトライアンドエラーの繰り返しだ。
エラーが起きた時でも、想定内なのか、想定外なのかでも心の持ちようは異なる。うまくいかないことがあっても、次の手を持っているから。

手持ちのカード、どんなカードがありますか?

年末の忙しい時に、自分に言い聞かせるためにもブログに記載しておいた。

皆さん、良いお年を!!!

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