GWは今日で終了ですね。↑の写真は本日撮影。乗鞍高原はこれから美しい新緑の季節を迎えます。
Guesthouse RaichoもGW中はほぼ定員MAXのゲストが宿泊して大にぎわいでした。最終日はゲスト8名で落ち着いており、みんなゆっくり温泉に浸かったりまったりしています。乗鞍高原内も静まり返っています。
多くのみなさんは明日からお仕事ですね。
次の連休は7月の海の日の3連休でしょうか。
またどこも混むのでしょうね。
そんな今日は、休日について少し意見を。
私もこの生活をするようになってまだ1年半をちょっと過ぎたくらいなので偉そうなことは言えないのですが、今回のGWを見て少し語りたくなりました。
まず、一般的なデータですが、今年のGWで9連休を取得できたのはわずか10%だったらしいです。ちなみに去年は10連休だったのですが、10連休を取得できたのはなんと、、、6.3%。
日本人ってほんと休暇を取らない民族ですよね。勤勉な民族という言葉で美化しときますか?勤勉は素晴らしいですが、個人がそれで幸せかどうかは別ですよね。ちなみに、私も前回のブログにあった3泊6日のマチュピチュの旅も実は1日だけ有給を頂き、後半で行きました。
今年もやはり後半に休みが集中したようですね。
FBでもアップしましたが、4日は松本城でなんと160分待ち。
松本城はとても良いところですが、ごめんなさい、私は絶対待ちません。
せっかくの休日の貴重な時間を160分、松本城の場内見学するために待つなんて、私はしません。待たない日を選んで行きます。
「常識」という枠でいうと、”日本の”「暦」=「カレンダー」というものが世の中に存在しますよね。
合わせて、土日という曜日も存在しますよね。
1週間のうち5日働いて、2日休むのは人間のリズム的にも良いらしいです。
でもどうなんでしょうね?
誰が土日に休むと決めたのでしょうか?
カレンダー通りに動かないと行けないのでしょうか?
今のルールや常識というのは、いずれかの時代のお偉いさんたちで勝手に決めたものですよね。
前にも少し言いましたが、確かにサービス業以外の企業が一斉に土日で休むことは経営的な効率などを考えるとベストでしょう。
そのように考えると、誰か(企業の経営者)、もしくは常識というものに、自分や家族の貴重な時間をコントロールされてしまっているのだと思います。特に日本人は和という名の空気を読む民族で、その「和」自体はとても良いことで、文化として大切にすべきことだと思いますが、なんとなくそれが変な方向に働くことも多く、個人の意志が弱いということも言えるかもしれません。
それはそれで、悪いわけではなく、同じレールに乗っかっている人が沢山いるので、安心するというのもあります。
でも、それで本当にリフレッシュできる休暇取れるのかなと。
乗鞍は良いか悪いは別としてそんなに混むところではないですが、3,4,5日は観光地はどこも混んでいたでしょうね。
そして移動が大変ですよね。運転手のみなさんは渋滞での運転ほんとお疲れ様です。
このゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始の日本民族大移動って不思議ですよね。最終日の今日宿泊しているゲストは露天に1時間予約を入れて、超まったり過ごしています。誰もいない散策道を歩いて、大自然の中で良い空気を吸って、我に返っていることでしょう。
私も今日少し散歩しましたが、ほんとに誰にも会いませんでした笑
ここ北アルプスの自然に関しては、ゴールデンウィークは少し中途半端な時期で、見所もありますが、実は5月中旬頃からの新緑が素晴らしいんです。
去年の5月中旬頃乗鞍高原内を歩いた動画です。
ああ待ち遠しい。
でも、この頃は閑散期。去年もこの素晴らしい時期に、散策道はほとんど人に会うことはありませんでした。なんてもったいない。
乗鞍岳を含む北アルプスの高山植物の最盛期は7月中旬頃から8月上旬なんですよね。お盆は見頃を少し過ぎてしまっています。
紅葉は9月下旬からでシルバーウィークはまだ早いです。
年末年始はここ2年、雪不足で1月中旬頃からベストなスキー・スノボシーズンになります。
カレンダーで休みを取るのではなく、なにかに合わせてちょっとした休みなり休暇を取った方が良いですよね。
恐らくみんなそれはわかっているんだと思うのですが、なかなかできない。一方欧米の人たちは、子供がいても、結構自由に好きな時期に休暇を取りますよね。
日本人がそれをできない理由はなんでしょうか?
GWの中日を10%しか休めない人たちが、それ以外の期間で2週間休みを取るなんでほぼ不可能でしょうね。
GWに大学4年生の就活している学生が来たのですが、彼が放った言葉が印象的でした。
「最後のゴールデンウィークを楽しみに来ました」
「就職したらGWに約10日間の連続した休みは取れないから、今年のGW最大の9日間の旅をしているんです」
学生にとって、就職とは「休みが取れなくなる」というイメージがあるということですよね。
電通の事件があってから、少し変わる傾向はあるのかもしれませんが、なんか形式的な変化だけであって、中身はあまり変わってない気がしますよね。
ここからは少し意見になりますが、
私はバブルを経験している年齢層や経営者、管理職レベルの人がやはり価値観を柔軟に転換すべきだと思うんですよね。
今は経済が成長して目に見えて生活が良くなる、収入が増える時代ではない。豊かさ=経済成長=収入が増える、という単純な図式ではない。
もちろん、その世代の方達の努力が今日の日本を支えていることは確かだと思います。しかし、結果として良いものも産んでいるし、悪いものも産んでいる。そして、さらに言ってしまうと、経営層や管理職の人たちを尊敬する若者が少ないということに気付いた方が良いかもしれません。なぜなら、今の若者にとって憧れるような生活をしているようには見えないからです。休暇をきちんと取って、自分も大切にして、遊んでいる人があまりいないからです(国民に北朝鮮の脅威を煽っといてゴルフやってたり、地下鉄止めるのに原発止めないどこかの総理大臣は話になりませんが)。仕事の能力や判断力があり、仕事での尊敬はあるかもしれませんが、生活に関して言えば、ほぼみな同じように見えるか、もしくは微妙な人もいる。
時間と共に、目に見えるように生活が良くなるわけではない現代社会においては、今まで以上に自分の時間を大切にすることが必要な気がします。その自分の時間での豊かさを感じられてこそ、仕事にも注力できるんだと思います。そうしないと、自分が仕事としてやっていることの意味や意義が見出すことはなかなかできないのではないでしょうか。
そこで最後に一つ提案ですが、
日本の企業の経営者や管理職のみなさんは、社員や部下に1年に最低1回は2週間以上の連続した休暇を必ず取れるようにしてほしいと思います。そうすることで、特に若い社員のモチベーションは相当変わると思いますね。
これまたGWのゲストですが、入社2年目ですが、今年の夏に東南アジアに1ヶ月の旅行を計画し、上司にも了承を得られたようです。素晴らしい上司ですよね。でも、その後の言葉、「この後はそんなことはできないから、今のうちにやっておけ」だそうです。
ん〜〜、フランスでは1年に1ヶ月の休暇は当たり前です。
休暇を取ることを容認している企業も多いと思いますが、空気を読んでしまう日本民族は、周りをあまり気にせず自ら休暇を取る人は稀です。これはもう民族の性格でよね笑
なので、社員規定でも福利厚生でもなんでも良いので、「必ず」そういう休暇が取れるようにしてください。そして休暇を取ることが素晴らしいことだという雰囲気作りをしてほしいなと思います。恐らく30年くらいすれば、それが当たり前になると思うので、遅れないうちにぜひやって下さいね。
といっても、このブログが経営レベルや管理職レベルの人たちに届いているとは思いませんが笑
ゴールデンウィーク、あまり休みを取れなかった方、ぜひ、5月中旬以降の新緑の季節に乗鞍高原へお越しください。
大自然で絶対にリフレッシュできますよ〜。
こんにちは!ご意見、大賛成〜!!です。
以前も少しお話ししたかと思いますが、うちでは開業3年目、下の子供が2歳の時からかれこれ30年、年に1度は2週間のお休みをとって家族旅行をしてきました。
もちろん、自営業だからこそ、2週間も自由に休みをとることが仕事的には可能なのですが、さすがに子供達が小学校、中学校の時には他の親御さんたちからも、子供同士でも、面と向かってのバッシング?や陰口もあったり、先生からのきついお達し?もあったりでした。
それでも、土日全部、GW、夏休み全部、年末年始、その他祭日、すべて仕事のために、学校が休みの子供達と遊びにいけない生活なので、この2週間に1年のすべての楽しみを詰め込んだ、かけがえのない時を親子で共有できたのは素晴らしいことだと心から確信しています。
「思い出はプライスレス」です。子供達は大きくなってしまって、あの日々はもう2度と取り返せないのですから。。
ただ、学校を2週間も休ませる、ということがどれほど「尋常でないのか」、未だに私たち家族のことが語り草になっているようですが、最初は『2週間分の宿題』をどっさり持たせてくれた教師も、数年後は宿題一切無しで、『楽しんできて!』と送り出してくれました。(見放された?(≧∇≦))
リタイアした人たちがオフシーズンに気ままにのんびり滞在していらっしゃるのを見ると本当に幸せそうですが、本当に、若い新入社員たちも働き盛りの疲れた戦士たちも、ゆっくり旅行ができるといいですよね。
そして、そして、小さな子供たちや小中高生を持つ家族が、同じように時間に追われずに、そして何より「なんであいつだけ学校いっぱい休んでもいいの?」的は批判を受けずに旅行できる社会になるには、もう少しみ〜〜んなの意識改革が必要ですね。
理恵さん
コメントありがとうございます!!
宮下家は素敵なご家族ですよね〜。常に自由な雰囲気でとっても心地良い風が吹いている感じです。
いや〜、ほんとですよね。
学校で学ぶことも大事ですが、旅行等の遊びから学ぶこともまた同じように大切ですよね。
海外旅行なんかは、文化や多様性、自然、歴史など、五感をたっぷり使って肌で多くのことを学べますよね。
ほんと、世の中が、いってらしゃーいと心良く年に1度や2度の休暇に送り出してくれるようになってほしいと思います。
初めまして。グッドネイバーズさんのツイートから辿りつきました。
お客様に、待ち時間のない、いつもの地元を楽しんで頂きたい、と思う気持ちにとても共感しました。
伊豆で宿泊業に携わっています。
お客様の流れは、乗鞍と伊豆(という事は全国的な事なのかも)ほぼ同じ様で大変驚きました。
3連休初日、GW後半に集中、その後の(こちらは箱根や天城の)新緑から深緑の美しい時期の閑散期…などなど。
(天城山だけはハイキングシーズンですが日帰りの方が多い様で、下界はドライブシーズン(笑)なのです)
県を跨いで来てくださるリピーター様に、今度は平日にぜひ有給取って来てください!と進言した所、何人かのお友達と、道路も観光施設もすいてて楽しめた、と閑散期(=多くの人が休暇を取らない時期)を楽しんでいただけました。
(もちろん当宿も貸切でした(笑)
ただ入社2年目のGWのゲストさん同様、若い方々は遊びで有給を取得することはハードルが高かった様でした。
意識改革、本当に上司の方からして頂かないと、ですね。
このブログをご覧の方の中に、将来的に経営レベル、管理職に携わる人がいらっしゃると思いますので、きっと未来では伝わってるのではと思います!
どうかお身体に気をつけて。
今後もYUMAさんの発信を楽しみにしております。