何度かこのブログにも記載しているが、僕はリーマン時代は1日平均14時間とか仕事してて、18時間とかもあって、仮眠しながら3日間仕事し続けたこともあったし、月30日連続で仕事してた時もある。1時に家に帰って、8時に出社とか普通だった。
それでも仕事はやりがいがあって、世の中に役立つようなサービスを広めている実感もあったので、あくまでも僕はですか、当時のワークライフは充実していた。一方で過去のブログにも書いたけど、それだけが人生の全てではないと思っていた。だから脱サラして自分の人生の時間を自分でコントロールしたいと思い、いつかはスローライフを送りたいなという思いもあった。
人生の転換点 後半
実際は脱サラして起業して事業を軌道に乗せなければならないので、結局なりふり構わず働いてたけど、まず1年に1回は1ヶ月連続した休暇を取れるようにして、そのうちの3週間くらいは海外に出るようにした。
また、8月末から9月はじめは10日くらいまとまった休みを取れるようにした。さらに、4年目くらいからは、4月から7月前半くらいにかけて、1ヶ月くらいの連続した休暇を取れるようにした。
これだけで結構凄いことなんだけどね。
スタッフはほぼ完全OFFだったけど、僕の休暇は、宿やカフェが休みなだけであって、事務仕事や改装なんかも1日数時間はやったり、思考の時間に当てることも多かったので、完全OFFではなかった。でもそれでも全然良い。旅しながらでもできたし。
コロナ禍って理由もあるけど、特に去年からは猛烈サラリーマンと同じ、いやそれ以上に今いろいろやってる。全然スローライフではない。
ただ、僕はこの乗鞍という土地に住むことで、天気を狙って1日、2日の休暇で山に行き、リフレッシュはできていて、いつも幸せを感じている。また会いたい人や学びたい場所に行きながら山にも行けている。
事業が拡大していくうちにスタッフが必要になり、その分も稼がねば〜って気持ちになって、たまになぜこんなに自分を苦しめるんだろうって思う時がある。いつかは、仕事に追われずに、自分だけでできる範囲で事業を行い、最低限の暮らしができ、僕の趣味である海外のロングトレイルをもっと歩きたいとも思ったりした。
でもそれが僕の憧れてたスローライフなのか?
って最近思うようになった。
「僕は本当はスローライフをしたいんだよ!!」
ってみんなに言うと、ほんとですか?
とか、
藤江さんは絶対できない。
って言われていた。
最近、価値観や目指したいと思う世界観が同じような方向を向いている同世代の人たち(だいたい僕より年齢は若い方たち)と出会えていて、彼らと話すうちに、僕の中でのスローライフ像がそこまで魅力的ではなくなって、目指したい世界観に対して仲間とアクション起こす方が魅力的だな思うようになってきた。
そもそも僕は北アルプスの乗鞍高原の暮らしを満喫していて、これほど贅沢な暮らしはないよなって思うことが多々ある。11月から12月にかけて1ヶ月宿やカフェを休館にすることで、仕事をしながらだけど、十分な休暇が取れる。
ワークライフバランスとか、働き方とか、スローライフとか、そういう言葉から入ると、ある種の正しい像が先に出てきて、そこに引っ張られるけれど、そういう言葉から入らん方が良いよね。
結局は「何が生きがいか」と思うか。
僕は仲間たちとこの美しい自然環境を守ったり、誰かが悲しい思いや辛い思いをして成り立つような社会システムをどう笑顔溢れる形にしていくか、そんなことをあーでもない、こーでもないと話して、これやろう!!って言って、理想を目指しながら、現実と向き合い、一歩ずつそのギャップを埋めていく過程がとても好きだ。
そして、何か少しでも結果が出て、前よりも何か良くなっている、少しでも誰かの笑顔を作り出せてる、何かの課題を解決できるようになっていると実感できれば、これほどの生きがいはない。
この日の上高地キャンプはとっても幸せな日だった。
実現したい世界に向けて動き続けた結果、その世界に向けて行動している仲間と最近会えるようになってきて、もちろん僕の好きな登山やロングトレイルは合間でやっていくけれど、別にスローライフは必要ないか、って思ってきた。
やまとわの奥田さん(おっくん)がね、
仕事大変そうで、やつれた表情してたんだけど、今回もかっこいい哲学的な発言しつつ、世の中良くする森のディレクションを次々とやっていて。前にも「日本人は仕事しすぎなんですよ」なんて言ってて、「いや、あんただろ」って突っ込むんだけど、きっと僕らはしばらく何かやり続けるんだろうなと思っている。
最近ね、僕の中でここ数年で会いたい人リストにあった、安居さん(あっくん)と出会えて、しかも短い間に2回も。
「ゆうまさんが”スローライフなんてクソッタレ”Tシャツ着てたらめっちゃ面白いと思います」って言ってくれて、なんか笑えた。この人絶対多動だ、ってのがファーストインプレッションで、まさにそうらしく、僕と同じ部類でした笑
まあとにかく素敵な方です。
服部さんと大野さんもほんと最高に素敵な方です。僕はウェザーニューズ時代にも行政の方々と仕事をすることが沢山あったけれど、こんなに柔軟でかつ情熱を持って仕事をする方々は行政にはいませんでした。やりたいことを後押ししてくれて、支えてくれて、自らもどんどん主体的にアクション取って。公務員の鏡みたいな方々です。
ということで、中学生の頃から取り組みたいと思っていた気候変動へアクション。今それができる人脈や環境が整っているので、今、やらずして、今、命をかけずして、どうすんだ?ってステージにいるわけです。日々の暮らしは大切にしたいけれど、別に何時間でも世界をより良くする仕事をしたいなって思うのですよ。もちろんたまに息抜きしますけどね。
なのでスローライフなんてクソッタレです笑
それも良いけど、もっと違う世界を僕はみたい。
最後に、Raicho Incのコーポレートサイトはほぼほぼ出来上がったんで、ここまで読んで頂いた方に見せちゃいます。以下のロゴをクリック。