白馬はどうなのか!?

今日はインバウンドの視点も入れて地方観光地の今後について思うことを記載します。

3月16日、白馬の栂池高原、八方、五竜、47と白馬駅前のオーストラリア人経営のハンバーガーとピザ屋を1日で廻ってきました。
最近、いろいろ今後について語っている乗鞍ローカルのS君と一緒に行ってきました。目的は半分遊び、半分視察です。

視察の目的は白馬が外国人スキー&スノーボーダーで大盛況と聞いていたので、この目で見てみたかったからです。

1日だけの視察で一部しか見ていないので、何かを述べるにはまだ情報収集が足りません。なので、あまり大したことは言えないのですが、それでもいくつか得られたことや感じたことがありましたので記載します。

3月中旬平日の白馬はかなりガラガラでした(そんなにMt乗鞍と変わらない)。
白馬駅前のピザ屋(オーストラリア人経営者)から聞いた話によると、白馬を訪れる外国人は12月のクリスマスから2月中旬までで、それ以降はあまり来ないとのこと。実際我々が行った各スキー場も日本人が95%以上。
ただ、冬期シーズンだけで、オーストラリア5万人、それ以外の外国人は2万人が白馬に訪れるとのことなので、ピーク時にもう一回見ないとその賑わいはわからないですね。

【街並について】

白馬は学生時代や社会人の時に来たことがありますが、ほぼ10年振りでした。
白馬が成功してるとか、変わったとか言われてたんで、どれだけ凄いことになってるのか、期待していました。
ところが、確かに外国人向けのお店が増えたり、英語の看板などが多くなったけど、店舗数とかあまり変わってないと思います。お店や宿泊施設の建物の多くは、どこもバブル時代の古い建物のままで、結構ボロボロの空き家も多い。駅前とかスキー場近くの通りも、時代が止まったままな印象を受けました。そんな中で外国人観光客を目当てにした看板や建物の設えがところどころ見られる。
正直なところ、そんなに魅かれる街ではありませんでした(白馬関係者いたらすみません)。

【スキー場について】

時期が時期なのかもしれませんが、雪質はトップの方だけはまぁなんとか良いなと思いましたが、中間から下はシャリシャリのザラメ。ボトムが1500mの乗鞍の雪質の良さを改めて感じました。

ただし、コースバリエーション、滑走距離、眺望やスケール感、各店の充実、レストランの選択肢の多さなどはやはり魅力的でした。それとスキー場で働く年齢層が若いのも印象的でしたね。

1日さらっと見ただけではほとんどわかってないのかもしれませんが、外国人スキーヤー、スノーボーダーから人気が出て、冬季の賑わいは少し取り戻したものの、白馬も抱えてる問題は他の地方観光地とあまり変わらず、まだ模索中なのかなという印象です。
白馬駅前のピザ屋(オーストラリア人経営者)さんは、「夏場の白馬は良いところだけど寂しいよ」と言ってました。
グリーンシーズンの白馬はまだまだ厳しい状況のようです。

地方観光地が抱えている問題とは(冬季視点で)
1.人口減少・高齢化
 →地方に住む人口が減ることで、街の賑わいが薄れていく。宿やスキー場運営の担い手が不足する。空き家が増える。
2.若者のスキー・スノボ離れ
 ある調査によると大学生で2016年にスキー・スノボに行ったのは7.4%しかいなかった。。。
 →平日、スキー場に来るのは、乗鞍で見ると定年後の60代クラスを良く見かけるし、白馬でも見ました。それと学生。
  60代クラスの人たちはどんどん減っていく、そして若者はあまり来ない。
3.平均年収の減少、若者の貧困
 →ウィンタースポーツはお金がかかるので、収入が減るとスキー・スノボをするハードルがあがります。

どれも頭の痛い問題ですね。。。

そこをカバーするのが、インバウンドなのでしょうか??

Raicho Kamikochi Snowshoweing tour
私は半分Yesで半分Noだと思います。
ある程度観光客の減少をカバーできるかもしれませんが、そこだけ注目しているだけでは、街の活気は取り戻せないと思います。
白馬は先に述べた通りまだまだ街の活気を取り戻しているとは言えないと思います。
そして、ただ活気があれば良いというものでもなく、「憧れる街」を目指す必要があるのではないでしょうか。
現在の白馬の街は、古びた日本と外国の雰囲気がごちゃごちゃしている印象です。

オーストラリア人のピザ屋の経営者が言ってました。
「外国人はパウダーや白馬のようなビックリゾートも求めているけど、Real Japanも求めている」
要するに、白馬はReal Japanではなく、外国人向けの観光地化しているということです。
これはニセコにも言えると思います。ニセコは日本とは思えない場所になってますよね。
私が白馬の街に魅力を感じなかったというのは、その部分でした。
白馬も今後どうしていくかは皆さんでいろいろプランを立てているのだと思います。

それと、通年コンスタントにある程度の賑わいがあるのも重要ですよね。
後で述べますが、観光客が来るというのも大事なのですが、やはり地方はそこに住む人がいなくては成り立ちません。
白馬の例で言うと、冬は雇用がありますが、夏は雇用が減る。要するに季節労働者に頼らざるを得ないということです。
そこに住むとなると、通年の仕事がある必要があります。
例えば、若いファミリー層が田舎に住みたいと思ったら、子供を養うだけの安定した収入も必要になるでしょう。
私の場合は、そういった意味でいうとかなり腰が軽く、どういう状況でも対応できちゃう感じですけど(笑)

白馬は夏のグリーンシーズンの売り込みに躍起になっているのだと思います。
スキー場のポスターもほとんどが冬ではなく、夏のPRが中心でしたね。
ゴンドラのアナウンスなども如何に夏の白馬が綺麗かを伝えていました。
私も予約サイトを使っているのですが、夏のピークで乗鞍・上高地付近の空室を探すと白馬の宿泊施設が出てくるんです。
これは、乗鞍・上高地に空室がないため、空いている近場ということで(近くもないけれど)白馬が出てくる。
要するに白馬の夏はホテルは供給過剰状態ということですね。

冬は真逆の現象が起きています。乗鞍は空室が目立つ。
乗鞍は通年楽しめる場所なんですが、冬が弱いのです。冬の乗鞍、ほんとに素晴らしいんですけどね。

ここは最高だと言っていたマレーシアからのファミリー

さて、先ほどの半分Noと言った部分(すべてインバンドでカバーするのかというところ)ですが、実は一番言いたいことはここからなのですが、結局、地方観光地が抱えている問題の対応として一番重要だなと思うのが、若い世代の人たちから「憧れる街になる」になり、Iターン、Uターンを増やすことだと思います。それと若者の観光客ですね。

善五郎の滝、ナイトスノーシューツアー
若い世代の移住者が増える、生まれ育った人たちが帰ってきたいと思う、憧れる街であえば、様々な問題が解決されます。
今波が来ているインバウンドへの対応はそれをするための一つの術と捉えた方が良いのではないかと思うのです。
インバウンド、インバウンドとなると、=外国人観光客を増やすとなりがちですが、目先の観光客増への対応をしつつも、やはり若者が憧れる街となり若い人のIターン、Uターンが増えるような街作りをしていく中で、インバウンドを考えていけば良いと私は思います。
外国人向けの観光地化をするのではなく、本来の日本の田舎らしさを残し(一部もう一度整備し)、埋没している魅力を掘り出し、それを磨いていくことで、そもそも地域の魅力がアップして、Iターン、Uターンが増える。そして外国人観光客がそれを体験したり、見ること、理解しやすくすることが重要なのかなと思います。それがReal Japanですよね。
私は街作りにも昔から興味を持ってますので、その辺も少しずつ何かできることをやっていけたら良いなと思いつつ、田舎暮らしに興味がある人の支援ができたら良いなとも思っています。

なお、これらの具体的なアイディアは乗鞍ローカルのS君を中心に今いろいろ練っていますので、こちらのページでも紹介できるタイミングが来たら紹介していきたいと思っています。

さて、最後に冬の乗鞍ですが、3月下旬になってもまだ氷瀑の滝を見ることができます!!
こちらは3月18日(昼)の善五郎の滝です。

こちらは3月19日(夜)の善五郎の滝です。

都会では桜が咲く頃ですが、まだ冬を楽しみたい方、お待ちしてます!!
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