大晦日と元旦は。。。

あけましておめでとうございます。
昨年も多くの方々に支えられて1年を過ごすことができました。
ありがとうござました。

年越しを乗鞍の雷鳥でしたいなどと、多くのお問い合わせを頂きましたが、今年の年末年始の31日と1日は休館にし、ガイドツアーも休みにしました。
ご期待に添えずすみませんでした。

常識的には、温泉、スキー場のある観光地の宿が31日と1日に休むという選択はしないですよね。ましてや、冬の営業が少し厳しいこの場所において、開ければ満室となるこの稼ぎ時に休むとは、経営的にもどうなんだ?と。いろいろ突っ込まれたり。
他方では、余裕だね、なんて言われたりもしますが、経営的に余裕があるわけではないけれど、無理をしなくても良い、むしろ余裕を作るための休館と回答します。

試験営業した初めての冬と去年を合わせれば2回、年末年始を営業しました。大事な稼ぎ時に稼ぐことは確かにできるのですが、どことなく、なぜか自分の中でスッキリしなかったのです。

まず一人の個人として、年末年始はやはり家族で過ごしたいという思いがあるからだと思います。そしてサービス業だから、ここは我慢するしかないよな、と2年間は思って営業しましたが、私個人1人ならそれで良いとしても、1人で宿を運営することはできないので、経営者が営業すると判断すれば、スタッフそしてスタッフの家族をそれに巻き込むことになります。
年末年始はゆっくり家族で過ごしたいという人がほとんどのはず。両親だってそう思ってるはず。だったら、そうしようという単純な決断でした。あとはそれを実現させるために経営者とスタッフが協力して、その稼ぎ時を補う方策を打ち出せば良いと思うのです。
そもそもサービス業は土日もお盆もGWもないわけですから、せめて年末年始は家族で過ごしたい。

日本だけじゃないと思うのですが、31日と1日はサービス業は、もっと休業したらどうかなと思います。
飲食店、小売店とか、テーマパークとかやる必要あるのかな。初売とか元旦から並ぶ必要はどこにあるやら。年賀状の配達も1日はなしにして、2日からで良いし、初詣も無理して日付変わる時に行かなくても、2日でも良いと「私は」思います。1年の最後と始まりは、何処かに出かけるのではなく、家族でゆっくり家で過ごす、じゃダメですかね?
サービスがあると利用してしまうのが人間。無ければ無いで、なんとかできるもんですよね。
24時間営業もそうですが、そんなに営業する必要性はないと思います。少しずつ大晦日の深夜の営業を辞めるところもあるようで、それがどんどん増えると良いですよね。例えば、コンビニやレストランなどの深夜営業で年越しする方が少しでも減ると、元旦初日からセールで店頭に立たなければならない人などが少しでも減ると、もっと笑顔が増える世の中になるのではないかと思います。
ただし、医療福祉系や公共的な仕事はそんなことはできないので、頭が下がる想いです。ありがとうございます。

実際にこの年末年始を家族で過ごして、とても心が充実しているのかよくわかります。甥っ子姪っ子や兄夫婦を連れて氷瀑の善五郎の滝まで行って、とても綺麗と感動していました。それが私の最大の喜びです。大切なものの優先順位が私の中でははっきりしているからできることなのかもしれません。そしてそれは自分が自然体であるからなんだろうなと思います。

そして、まずホストが心豊かで余裕があること。それがGuesthouse Raichoや自分のガイドとしてのより良いサービスに繋がり、ゲストが自然にかえる旅のお手伝いをできるのだと信じています。

今年は乗鞍に来て3年目、少し節目の年。
思い描くライフスタイルの追求をしながら、「自然にかえる旅のガイド」として、活動域を広げていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。

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