そんなに興味持ってないかもしれませんが、興味がある人もいるかもしれませんので書きたいと思います(笑)
結論から書きます。ジェラート&カフェをやる理由は主に以下の3つです。
- まず空き店舗の情報が入ったから。
- 乗鞍(アルプス山岳郷)の恵みを多くの人と分かち合いたいから。
- 乗鞍の未来、地球の未来を創りたいから。
では順番に説明していきます。
1.空き店舗の情報が入ったから
4月の初旬、僕のLINEに連絡がありました。「藤江さん、乗鞍観光センターの店舗が入っていたところ、空くみたいなんですけど、何かやってみませんか?」
実は昨年から乗鞍の友人と観光センターの周りでCafeでもやれたら良いよねーと話をしていた。なので誰もやらないのであれば、ここで何かをやりたいという気持ちは元々あった。
正直に言って、少しバブルの時から時間が止まってしまっているところがある乗鞍の時間を、未来に進められたら良いなと思っていた。それは僕だけでなく、乗鞍で育った人や現在住んでいる人も感じていることだと思うし、みんなで前に進められるように努力している。
だから、その空き店舗で「何かがしたい」とまず思った。
4月にNZに行っている間に、実はそこで何をしようか、どういうコンセプトにしようかとずっと考えていて、2.で紹介する店舗名も実はNZの旅の中で思いついていた。
2.乗鞍(アルプス山岳郷)の恵みを多くの人と分かち合いたい
ここで暮らしていて、いつも思うことが「もったいない」。こんな美しくて最高な場所なのに、人がいない。
ただこれは、矛盾もあって、静寂が乗鞍の売りでもあるから、他の観光地のように観光客が増えなくても良いとも思っている。この静寂とのバランス感覚のある観光地を目指したいと思っているし、観光だけではなく、一つの暮らす拠点であったり、産業を生み出しても良いとも思っている。しかし、そうするためには、もう少し知名度を上げたり、興味を持ってもらい、観光客が今より1.2倍くらい来てもらう必要はあるんじゃないかと思っている。そのためにも、新たな魅力を創りたいと思った。
もったいないと思うのは、乗鞍の暮らし全て。この暮らしを少しでも多くの人におすそ分けしたい。その暮らしの中での大事なポイントとして、「食」があると思う。
乗鞍は蕎麦としてのブランドはあるけれど、それ以外の食のブランドは少し弱い。それぞれの宿ではそれぞれのスタイルで乗鞍の恵みである山菜・高原野菜・きのこ・フルーツなどを提供しているが、もう少し誰もが乗鞍高原に来た時に、手軽に楽しめる地域の「食」があって良いと思っていた。
もちろんしっかりとしたバックグランドの市場調査のデータも頭に入れている。
乗鞍高原には乗鞍岳から与えられる沢山の恵みがある。その恵みをどのように店舗で提供すれば良いか紆余曲折して塾考して考えた結果が、ジェラートであった。だから店舗名が、「乗鞍の恵み、贈り物」というコンセプトで「Gift Norikura」。そして僕は旅に出ると必ずと言っていいほど、ジェラートを食べるくらいジェラートが好きというのももちろんある。
3.乗鞍の未来、地球の未来を創りたいから
僕は乗鞍に来てから丸3年が経過。4年目に入っていた。ゲストハウス雷鳥は課題はありながらも軌道に乗ったと言って良い。そんな中、昨年から徐々に次のことを僕は考えていた。今のままオペレーションに入っていたら何もできないから、まずは新しいスタッフも雇い入れた(今年1月)、そしてさらに5月にも新しいスタッフが入ることになっていた。体制は整いつつあるから、では具体的に次に何をしようかと。
温泉宿という夢を叶えた今、僕の次の目標は何のだろうというのは、ゲストハウス雷鳥を立ち上げられた半年後くらいから考えていた。元々僕にはいくかやりたいことがあって、ここのブログのABOUTにも書いてある。1.ライフスタイルの提案、2.暮らすような旅のガイド、3.若者田舎暮らしサポート、4.理想のまちづくり。
1.2は似ているところもあるけど、1についてはすでにベーシックワークライフだったりで進めています。そのライフスタイルの中できちんとした1ヶ月くらいの休暇を取って旅に出ようというのが、2番目。なのでここでは割愛します。
3.4も関連性が深い。僕はこの乗鞍を人生における一つのホームプレイスだと思っている。学生時代にこの土地に出会い、憧れていた場所に移住を果たし、僕は自由と自然体で生きていくライフスタイルを手に入れた。
そんな素敵なライフスタイルを送れるこの乗鞍という土地に常に感謝しつつ、この大自然の中のライフスタイルを広めていきたい。だからこの美しくて大好きな乗鞍を持続可能な形で未来に繋いでいきたいという想いがとても強く、使命感のようなものを感じている。
過疎、高齢化で観光客も減少傾向。最近は毎月のように、「あの宿が辞めるらしい」という話を聞く。。。そして、小学校に通う子供達が、家族でこの乗鞍を離れ、下(松本)に降りるという話を聞く。
このままでは人口がどんどん減り、未来を創造していく子供達もいなくなってしまう。だからこそ、ちょっと元気のない乗鞍に少しでも未来に対する明るい光を作りたい。
そして、僕は昔から自然環境にとても興味を抱いていた。
中学生の頃から地球温暖化に興味を持ち、大学は理学部自然環境科学科で学び、気象学を専攻し、ウェザーニューズに入社した。どうしたら「持続可能な社会」を作って、美しい自然を未来に残すことができるのだろうと。そのために自分が何ができるのかとずっと考えていた。
中部山岳国立公園にある乗鞍・上高地という地は、世界に誇れる本当に美しい自然環境だと思う。自然の恵みを誰もが感じることができる場所。だからこそ、この地は持続可能な社会やライフスタイルを作るための、模範となるべき地になり得るんじゃないかと思っている。それをゲストハウス雷鳥とGift Norikuraで小さい取り組みからでも進めたいと思っている。
具体的には、
1.Gift Norikuraの売上の3%を乗鞍高原内の環境整備費用として活用することをコミットする。また定期的にGift Norikura Supportersと一緒に環境整備活動を行う。
2.なるべくゴミを出さない。Gift Norikuraで活用する備品は、自然素材、サスティナブルで耐久性のあるものを用いる。テイクアウト用の備品もデポジット制で返却、もしくは購入してもらう。すぐに捨ててしまう紙のカップやプラスティックのスプーンなどは一切使わない。包装もしない。
3.取引する仕入れ先とも捨てるような包装はせず、リユースできるビンやケースを用いて仕入れるようにする。
他にも取り組みたいことがいくつもあるが、もう長いのでまた今度にする。
野望はまだまだあるんだけど、今の段階では内に秘めておきます(笑)
物事には目的と手段がある。
ジェラートやカフェをやりたいというのは、ここまで読んだ方なら実は手段であるというのがわかる。そして、このGift Norikuraという店舗自体も手段。ジェラートやカフェをやることがもともと僕の夢にあったわけではない。しかし、店舗やジェラートに魂が入っていることがわかるだろう。揺らぎのない軸がある。
今の僕の夢、それは「秘境の楽園のデザイン」
第一弾は「自然にかえる宿」をコンセプトにした温泉の宿 ゲストハウス雷鳥、そして第二弾としてGift Norikuraが生まれようとしている。乗鞍の恵みを分かち合う場、贈り物。そして、これらのコンセプトからコピーライターでもあるMondesignの姉から先日、Gift Norikuraのキャッチコピーが送られてきた。
Alps * Living
もちろん、どこにもない美味しいジェラートを提供する。
なぜどこにもない美味しいジェラートを提供するのか?というのは記載した通り。
このブログで書いた内容をこれから利用して頂くお客様と、運営する側が共有できることが、何よりも大切だと思っている。Gift Norikura ~Alps*Living~
見た目とかも大事だけれど、できるだけシンプルにこのアルプスで生きていること、乗鞍の恵みを共有できる場を作っていきたいと思います!!!!これは過程であってまだまだ秘境の楽園のデザインは続くはず(うまくいけばの話)笑
さて、クラウドファンティング用の文章のベースもこれで出来たかな(笑)いろいろ課題があって遅れてしまっているけれど、もうそろそろクラファンしますので、是非、応援よろしくお願いします!!
Gift NorikuraのFacebookページのができました。今はまだ何もアップしてませんが、これからいろいろアップしていきますので、よろしければフォロー下さいませ。
1件のコメント