やる気と行動力

4月からコロナ禍を走り続けて7ヶ月以上。

いろいろやらねばならないことはあるが、宿とCafeが毎年恒例の冬までの1ヶ月休暇となり、考えること、ケアすることが減りようやく少し落ち着き、ブログでアウトプットしたくなった。

後から振り返らなくても2020年はすでに僕の中でターニングポイントとなったといえる。

そこで自分の中でもやったことを整理したくなってブログを書きはじめたが、書き始めてはや2時間。やったことがありすぎて、長くなりすぎ、まとめるのをやめにした。今年やったことだけでも本が書けそうだ。。。

もちろん自分一人の力ではなく、スタッフや関係する皆さんのお陰。
中途半端なこととか、継続中のこととか、まだまだな部分、本当はもっとやりたかったことなど沢山あるが、誰も褒めてくれないのでまず自分を褒めます(笑)。

今年は覚悟を決めていた。
この難局を乗り切るためには、考えて考えて行動に出るしかないと。
すでに結果も出ていることもあるし、まだまだ種蒔き段階のこともある。うまく調整できないていないことや、予定よりも時間がかかってしまっていることもある。

でもやり抜きたい。

多くの経営者は同様にすごい困難にぶち当たったと思う。
もしこのブログを読んでいる経営者がいれば、数時間はこの困難について話せそうだ。

まあ慰め合っている場合でもないであと3年くらいはしないですけどね(笑)
笑い話レベルになった時にしたいなと。

さて、そんな中でせっかくブログを書き始めたので、その困難に立ち向かう、やる気や行動力について書きたいと思います。

結論から言うと、もし僕がやる気や行動力で人よりも長けているというところがあるとすれば、それは、

「明確な未来像を創造している」ということだと思う。

今年の環境省撮影業務で一緒に槍ヶ岳に登った脳医学研究者のロシア人の撮影モデルとなってもらったアンナさんから教わったことがある。

アンナさんとの槍ヶ岳撮影

ドーパミンについて。

彼女と槍ヶ岳を登っている時、なぜ辛く厳しいことが前提にあるのに、人は山に登るのかという話題になった。その中で彼女が研究しているドーパミンについて教えてくれた。
彼女は自閉症などの治療でドーパミンを研究しているらしい。
ドーパミンはやる気のスイッチと言っても良い。

人は頂上に着いた時の達成感と美しい景色を想像して、山登りという行動に出る。その決意した瞬間から、そして登山中に、その達成した時の姿を想像して脳からドーパミンが分泌されているらしい。
だから、厳しいことによる行動制限よりもやる気が勝り登るんだと。

そう考えると、まだまだ中途半端でやりかけのこととか、やりきれてないことも多いけど、僕はそれぞれの行動に出る時に、明確な未来像を描いている。

僕の行動力は科学的にも根拠のあることなんだとその話をしながら思った。

もし、なんでそんなにいろいろできるの?
と言われれば、僕は大自然で自然体で過ごす中で、理想の未来像を創造する時間と環境があるということだろう。そして歩行瞑想しているからだと思います。

さらにその未来像は、今は自分だけの未来ではなく、主に他者とか地域の未来像であった。

まだやり抜けてないことが多いが、やることに追われ出して、手が回らないときとか、壁にぶちあった時、疲れてる時とかに、その未来像を思い出しモチベーションを上げる。

これができたらみんなハッピーだよなーっと。

なかなか行動できないなら、まずは未来像について明確に創造すること。
物語のように創造できると良いですね。たた未来の像だけではなく、どうやってそれに向かっていくかのストーリーになっていること。

また、最近いろんな仕事していて思うのがだいぶ自己実現のステージから脱却できてきたなと思う。完全に脱却する必要もないし、自己と他者が混ざっていることももちろんあるし、僕は僕で実現したいことはまだまだある。でも本質的な部分で他者に向いている。

ここは持論だけど、
実現したいことが他者に視点が移るとさらにドーパミンが出るんじゃないかと思っている。人は人に喜んでもらえると幸せ感じますしね。

ちなみにここでの「他者」は、具体的にある人をどうしたいか、ということだけでなく、世の中という視点も含む。その世の中に対して行動する中に、ある人がいる場合もある。

自分は有名になりたいとか、目立ちたいとかそういうのはないんですよね。
昔のリーマン時代はその部分があったと思う。若かったしね。それはそれで自己実現の世界では大きなモチベーションにはなると思う。
でも今は別にそれは自分の中のモチベーションには関係なくて、わかる人に自分がやっていることが伝わればそれで良いと思っている。誰からどんな風にみられているのかとか気にする暇もないし。他人からの評価を求めるよりもまずは自己評価をきちんとしたいから。

「正しいことをやりたければまずは強くなれ」

と前職の時に言われたことがある。それを自分の中で解釈すると、「自己実現とは何か」を徹底的に考えてまずは結果を出すこと。

例えば、僕の中では自己実現とは、前職では営業の成果をきっちりと出し認められること。脱サラ後はゲストハウス雷鳥の経営が軌道にのせ認められることであった。そしてそれはコロナ前に達成されていた。
だからコロナ禍であっても僕の今の行動していることのベースにあるものは自己実現というものではない。結果として実現したいことに自己実現が含まれる場合があるという感じになってきた。

自分でもよく行動できているなとずっと思っていたけど、少し考える時間が出来ていろいろ振り返った結果、先ほどの

今は「目標が他者(世の中)の理想像」だなと思った。

例えば、サステナブルな乗鞍地域や自然環境とか、人々のライフスタイルとか、そんな視点だ。だから行動する時のドーパミンが量が増してるではないだろうか。だからいろいろ難しいし、やることありすぎるけど少しでも前へ前へ進められるのかなtと。

ちなみに脱サラする時からそういう想いも持っていたけれど、自己実現もできてない中では、目標そのものを他者に向けても実現は難しいと思っていた。

もし僕が、乗鞍に移住してすぐ、地域のことについてあれこれやろうとしても、誰もやってごらんなんて言わなかったと思うし、賛同もしてもらえなかったと思う。まだまだ実力を出し切れてないし、やれてないことも沢山あるけれど、今は温かく見守って頂いているしサポートも受けられている。自己実現の中で信用を得たということなのだろう。

もし、あなたの理想が世の中に対して向いていて、まだ自己実現の段階であるのであれば、まずは自己実現に集中した方が良いと思う。自分のコントロールできる範疇を越えた世の中に対しての行動はかなりハードルが高く盤石な基盤(信用)がないとなかなか周りからサポートを得られてないからだ。

未来の自分像を創造してみる。
自分はどんな姿でいたいのか。
どんなスキルを持ち、どんなライフスタイルを送っているのか。
そのためには何をどうしていくのか。どんな結果を出せば良いのか。

そして、もしすでに自己実現を達成しているのであれば、視点を自己から他者に向けて理想像を明確に徹底的に創造してみる。そうすればやる気スイッチが入るかもしれないですね。

世界という視点を持つのは大切だけど、行動はまずは地域レベルからかな。そして結果を出しながらその範囲を少しずつ広げていく。
よく自分は世界に対して何かをやっていきたい!!という人がいますが、もちろん最終ゴールをそこに定めることは必要だけど、まずは盤石な地盤(信用)をステージ毎に築いていかないと、ドーパミンは途中で枯渇するでしょう。
まあそういうのふっとばして一気にやっちゃう人もいますけどね。
僕はそういう才能はないので地道に一歩ずつやるしかない。

それと他者を「ある人」に限定すると、本当にその人がそれを望んでいるかはその人のみぞ知るし、期待とか微妙な感情がわくので僕はあまりオススメしません。例えばライフスタイルという観点から入って、それ実現していく中で、近くにそれを実現したい人がいて、結果的にその人の実現に繋がったというくらいの方が良いと思います。
ニュアンスわかりにくいと思いますが、人と人は本当に難しいので(笑)

以上、やる気や行動力に関する経験談をまとめてみました。

あくまでも僕の経験談を自分自身でまとめただけなので、いつも言ってますが、正解ではないですので参考程度にお読み下さい。

最後に、休暇中にいくつかブログを書きたいと思っていて、次回へ繋げるために一言。本文中でも一言書きましたが、理想像を創造するために、一度頭を空っぽにして集中力を高めて創造する時間を作る自然の中での「歩行瞑想」をオススメします。

では、その話はまた今度しますが、
冬にワーケーション滞在をして頂いた方には、無料で歩行瞑想の方法論を30分でお伝えします。ゲストハウス雷鳥のワーケーションプランは以下。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です